転職先を闇雲に探していませんか?
探していても転職先を決めきれず、「今じゃないか、もっと良い転職先があるんじゃないか」と断念していませんか?
このように転職をしたいとは思っているけど、転職活動が先に進まない方は多いと思います。なぜなら、転職活動の初めに何からすればよいかわからないからです。
結論、まずは自分の希望する「転職条件」を決定しましょう。自分の転職理由を深掘りし、自身の転職の具体的な未来予想図を転職条件という形にすることで、転職の第一歩を踏み出せます。
ただ、転職サイトの解説では勤務形態や休暇などが特殊な医療現場に当てはまらないことが多いので、転職条件の決定は大変な作業です。
そこで、この記事では私たち夫婦が放射線技師として転職した経験を活かして、放射線技師が働く医療現場に特化して具体的に解説します。
転職条件を決定することができれば、理想的な転職を実現するための道標となります。
ギシコ転職条件の決定は最初にすべき!
転職条件を決める前に、転職の流れは確認したい方はこちら↓


転職条件とは?転職の希望を細かいところまで考えてみる


転職の準備には「書類作成」「求人検索」「転職サイトやエージェントへの登録」など様々ありますが、転職で初めに行うべきことは「転職条件」の決定です。
転職の失敗例で多く聞くのが、「働いてみたら想像と違った」となってしまうこと。この原因の一つが転職条件を設定せず、衝動買いのように求人を選んでしまうことによって起きています。
一度転職してしまったら、直ぐにまた転職はできません。
こんな残念な状況を防ぐためにも、転職活動を始める際にはまず「転職条件」を決定します。なぜなら、転職条件を決定しておれば、自身の求める転職先の理想像を可視化することができるからです。
自身の転職条件と転職候補を比較すれば、自身の希望に沿った転職先なのかは一目瞭然です。
早速、放射線技師が転職する上で基本となる転職条件を10個ピックアップしました。こちらを参考に自身の転職条件を決定してみてください。



誰にも見せないので、わがままな条件で大丈夫!
①入職希望時期
入職希望時期は、経済的な状況やプロジェクトの進捗、目標やライフスタイルの変化などにより、最適なタイミングは人それぞれです。自身の状況をよく理解し、それに基づいて転職時期を決定することが重要です。
参考例:半年後、今年中、あと2年以内など
⚪︎将来的に転職したい場合
自身の転職条件を明確化することで、転職に必要なスキルを認識することができます。健診センターに転職したいなら、胃透視やマンモグラフィの認定を取得しておけば、有利に転職を進めることができます。



私は結婚を機に転職したので、来年度に設定しました。
②勤務形態
医療職はリモートや派遣社員などはごく稀であるため、常勤か非常勤が主流です。それぞれの勤務形態にメリット・デメリットがあるので、自身の今後のライフスタイルに合わせた勤務体系を選択する必要があります。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 常勤 | 安定した収入とボーナス 社会保険 退職金などの福利厚生 | 撮影業務以外の増加 |
| 非常勤(パート) | 柔軟な働き方 | 収入が少ない 福利厚生が少ない |



女性は常勤の場合、時短勤務が選択できると子育てしやすい。
③勤務体系
医療職は働く職場によって、勤務体系は大きく異なります。総合病院では時間外業務が存在しますが、時間外業務といっても施設によって勤務時間や休暇の扱いが異なるので注意が必要です。
| 勤務体系 | 特徴 |
|---|---|
| 夜勤 | 時間外業務のみを行う |
| 当直 | 日勤+時間外業務を行う |
| 待機(オンコール) | 病院から連絡があり次第、病院へ行き業務を行う |
| 時差 | 日勤と時間外をまたがり、業務を行う(勤務自体は8時間程度) |
クリニックに就職する場合には中抜け勤務が存在します。中抜け勤務とは、午前診察と午後診察の間に数時間の休憩を挟む勤務のことです。この場合、中抜け時間が長いと、終業時間が20時などになる場合があります。



僕の勤務先では夜勤・当直・待機があります。
緊急検査が多い総合病院や人数が少ないクリニックでは検査が時間外になった際の勤務対応がまちまち。定時にほとんど帰れない病院もあるので注意です。
→病院で働いている人の口コミから病院の内側がわかる転職サイト『メディコ』で確認すると、安心です!
④施設形態
総合病院、クリニック、健診などどのような施設形態の転職先を選ぶかによって、行う業務やメリットが異なります。詳しく解説した記事を確認ください。


⑤勤務地
勤務地は以下の3点を加味すると、決定しやすいです。
- 引っ越し可能の可否
- 通勤手段
- 通勤時間
引越しを行える場合は都会を勤務地候補とすると、医療施設が多い傾向にあります。ただ、物価や家賃などの生活費も増えてしまう場合があるので注意は必要です。
通勤手段によって通勤コストも変わる場合があります。特に車通勤の場合は駐車場料金が必要な場合もあります。
通勤時間が適切であるかどうかは、個人の生活スタイルや選択肢によって異なります。自身に無理のない通勤時間を条件としましょう。
希望が特にない方は通勤時間30分圏内となる範囲ぐらいでまずは探してみましょう。「通勤時間が長いと幸福度が下がる」という研究もあるので、30分圏内がオススメです。(参考サイト:ナゾロジー)



帰り道にスーパーなどに寄りたいので、車通勤です
⑥給与面
給与は多いに越したことがないのは当たり前なので、最低ラインを設定しておきましょう。基本給の金額だけで判断するのではなく、福利厚生も加味して考えます。
資格手当
退職金制度
家賃補助制度や住宅手当
扶養手当



迷ったら現職の給料と同額を基本に
⑦休暇
医療職の休暇は施設によって、月6日休み、週休2日制など違います。家族や趣味などライフスタイルにあった休暇体制を決めておきましょう。迷った場合には平日か土日のどちらに休暇を取得したいかだけでも決めておきましょう。
- 土日休暇のメリット:家族や友人と予定を合わせやすい
- 平日休暇のメリット:どこに行っても混まない
総合病院では夜勤をはじめとする時間外業務で休暇が毎月バラバラになります。見学時などに休暇の取得方法や日数を確認しておきましょう。



趣味のキャンプに行きやすいので、平日休みが嬉しいです


⑧福利厚生
福利厚生は、給与以外の労働者に提供される福祉やサービスのことを指します。福利厚生は、職場の働きやすさや満足度を向上させるために重要な要素です。よく言われる福利厚生は以下のようなものになります。
- 社宅や家賃補助
- 社員旅行
- 交通費や駐車場
- 託児所
転職条件に入れるほどではない場合が多いと思います。ただ、職場ごとに提供される福利厚生の内容や範囲は大きく異なるため、具体的な転職先を決定する際には求人情報や雇用契約などを通じて確認することを忘れないようにしましょう。
⑨スキル・経験
放射線技師のスキル・経験としてよく挙げられるのは以下の3つです。
- 従事可能モダリティ
- 管理業務経験
- 認定資格
従事可能なモダリティが多い場合は中規模の総合病院では即戦力として重宝されます。また管理業務経験があると、新規開院する施設では有利になる場合も多いです。
認定資格の取得状況はどのような転職先でも有利に働きます。特に健診センターやクリニックなどの転職先では求人条件に「マンモグラフフィ認定者大歓迎」と書いてあることも少なくありません。
- マンモグラフィ認定
- 第一種取扱主任者
- 磁気共鳴専門技術者 など
半信半疑の方は転職サイトで記載されている募集要項から求められるスキルを自身で確認してみると、実感が湧きます。



職場の後輩にも認定資格の取得を目標にするよう指導しています。
⑩今後やりたい仕事内容
転職先によって業務内容が変化する放射線技師。「このモダリティがやりたい」、「循環器関連の検査を専門的に行いたい」「放射線治療をやってみたい」など、やりたい業務を明確化しておく必要があります。
明確にやりたいことはないという方は「前職の経験を活かした転職」か「やったことのない検査に挑戦したい」かだけでも決めておきましょう。転職候補を絞る際に役立ちますし、やりたい仕事内容は面接時にもよく聞かれるので面接対策にもなります。



MRIを極めたくて、MRIが導入されている転職先を選びました。
転職条件を決定する際には必ず優先順位をつける


さて、あなたが転職先に求める条件がいくつか洗い出せたら、最後に最も重要な作業を行います。
それは、それぞれの条件に「優先順位」をつけることです。
なぜなら、あなたの希望を全て満たす完璧な求人に出会えることは、残念ながら奇跡に近いからです。
転職活動でよくある失敗が、探しているうちに当初の目的を見失い、「譲れないはずの条件」を妥協してしまうこと。これを防ぐために、ブレない「軸」を作る必要があります。
- 洗い出した条件を眺め、「これだけは絶対に譲れない」というMUST条件を2〜3個選び抜く。
- 残りの条件を、「できれば叶えたい」WANT条件として整理する。
この作業をしておくだけで、あなたの転職活動の成功確率は格段に上がります。
特に、転職エージェントに相談する際には、この優先順位が非常に重要になります。明確な優先順位を伝えることで、エージェントはあなたにピッタリの求人を紹介しやすくなり、逆に、あなたの希望とズレた求人をむやみに勧めてくることもなくなります。
もし、自分の優先順位がまだ曖昧だと感じているなら、もう一度「なぜ自分は転職したいのか?」という原点に立ち返ってみましょう。そこに、あなたが本当に大切にすべき条件のヒントが隠されています。
◎希望条件
入職希望:半年〜1年以内
勤務体系:正社員(産休・育休を考慮)
勤務体系:夜勤・当直無し
勤務地:自宅から30分以内
やりたいこと:MRIの専門性を高めたい
◎妥協可能な条件(特に希望なし)
福利厚生、休暇日数
◎譲れない点(MUST条件)
①MRIの専門性を高めたい
②産休・育休を考え、必ず正社員
まとめ
転職条件は転職活動の最初に行うべきです。そして、転職条件に優先順位をつける。このステップを飛ばさず、しっかり行うことが理想の転職を成功させるためには必要です。
今回あげた転職条件10個以外にも必要な転職条件は追加していきましょう。ただし、多くなるほど全て理想通りになることは少なくなるので、必ず優先順位は明確にすべきです。
転職条件を決定するのに迷った場合には転職サイトの求人情報を確認してみると、想像がつきやすいと思います。なぜなら、転職サイトでは求人がテンプレートに沿って記載されているので、比較がしやすく、どのような条件を決定しておくべきか分かり易いからです。
転職したいが何から始めればよいかわからない方は、『転職条件の決定』をぜひ行なってみてください。
転職サイト・転職サービスならオススメは『メディコ』
他の転職サイトでは見られない病院の口コミを確認できるので、転職先のリアルが知れます。
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